[ 疑心暗鬼 ]
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人に運命の属性が割り当てられてるとしたら、私の属性は『裏切り』と『非日常』であろう。 裏切り、裏切られ、だから人の付き合いに予防線を張る。 中庸、中立、蝙蝠、重複間諜・・・ いつしか爆弾を抱える休憩所と成り果てる。 私が中立から動いた時、それまで培った人間関係に大きく亀裂が走る。
私は知りすぎた者。 だが、どうか見捨てないで欲しい。 表面だけでなく、本質を捉えて欲しい。 私を喩えるなら、アメーバ状の水であろう。 相手に会わせてどんな形にも変化する。 でも核は変わらない。 そこは私のままだ。 私がどんな形態であろうと、きちんと見てくれれば、私は何者なのか分かるはず。 だからもう、私を裏切らないでくれ。
2001/08/27(Mon)
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