No. 081C4D
07月0f日

国際戦争公司 監査室


『RNAの契約違反及び違反行為について』


急に暑さが加わって参りましたが、いかがお過ごしでしょうか。
M.S.B.S.を新たにし、貴社もますます、ご隆盛のよし何よりと存じ上げます。

さて、各VRともVer5.66への書き換えが順調に進んでおり大変喜ばしい事ですが、Ver.5.66変更後のRNAとの幾度かの戦闘のうち、RNA側の保有する『アファームド』の『ストライカー』タイプに、公式戦では違法であるはずの改造が執り行われている物が参戦しているとの報告を受けました。
国際限定戦争規約第8条補足第9項において『戦役に参戦する機体は機体ナンバー、タイプを事前に通知し、国際戦争公司に報告すること』と定められております。
にもかかわらず、該当IDの機体は現在も公式戦に参戦しており、貴社が当該機体へのペナルティーを課していないように見受けられます。
貴社の一連の行動は、国際限定戦争規約を明らかに違反しております。
証拠資料を数点添付いたしますので、至急RNAの査察をお願いいたします。



1. MSBS Ver5.66における公式戦、『メルカトル作戦』・『ヤルタ海戦』・『サハラ電撃戦』の上記三戦に於いて、登録されていた『ストライカー』の違法改造報告を受けた。
2. RNA側『ストライカー』タイプの違法改造により、致命的な人的被害をこうむった。
3. ローカル戦ならともかく、事前に参加VRを公表する公式戦に於いてこのような事態が続き、貴社からのペナルティーも無いとなるとと貴社との信頼関係にひびが入る。これまでに築き上げたエンターテイメントとしてのVR戦闘が根底から覆る可能性も在る。


違法改造内容

1. 外見及び形式ナンバーの変わらない既製品のストライカーが、標準装備の弾とは明らかに異なる弾殻を装備したグレネード弾を使用していた(添付資料1・2参照)
2. さらに、特殊な妨害電波を装備しているらしく、コクピットの警告スピーカーから特殊な音波が流れ出て、パイロットに致命的なダメージを与えた。

以上

担当Woof Schneider